FAQ - ERPC のはじめかた
Solana RPC / gRPC をご利用の方へ
ERPC のサービスは、Validators DAO 公式 Discord から簡単に開始できます。全プランで無料フリートライアルを提供しておりますので、ぜひお試しください。
Discord での詳しいはじめ方はこちら
詳細な手順は、Discordの以下のチャンネルにまとめています。ぜひご覧ください。
🔗 #🔰-はじめかた
初めての方でもスムーズに開始できるようサポートしておりますので、お気軽にお越しください。
Q. フリートライアルが開始されません
1€のカード認証のみでトライアルが開始されていない場合があります。認証後に必ず希望のプランのフリートライアルを開始してください。
Q. 最初からお金がかかるのですか?
いいえ、かかりません。認証用の1€ のみであり、全てのプランは1日無料で試用できます。1日経過後に初めて料金が発生しますので、それまでにキャンセルいただくことで一切料金はかかりません。
Q. 対応しているリージョンは?
現在、以下のリージョンを提供しています。
- Amsterdam
- Frankfurt
- London
- New York
- Chicago
- Salt Lake City
- Tokyo
- Singapore
現在シドニーリージョンを準備中です。
Q. レイテンシはどのくらいですか?
レイテンシは計測方法やご利用環境によって異なります。具体的な数値よりも、実際のご利用シナリオで必要な性能を満たすかどうかが重要です。
すべてのプランで無料のフリートライアルをご用意していますので、実際の環境でぜひお試しください。また、TypeScriptやRustを利用して簡単にレイテンシを測定できるツールも提供しています。フリートライアルと合わせてご活用ください。
Q. 少なくとも ~400msのレイテンシが必要です。
~400ms以内のレイテンシを確保するために重要なポイントは以下の通りです。
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ping値の現実的理解: Ping値は理想環境での数値であり、実際のストリーム通信では約5倍のレイテンシとなります。例えば、大陸間のpingが100msの場合、実際のレイテンシは約500ms程度です。そのため、~400msのレイテンシを目指す場合、必ず同じリージョン内でインフラを構築する必要があります。
- Ping値の一般的な目安:
- 同一ネットワーク内:約0.1ms
- プライベート接続(PNI):約0.2ms
- 同一データセンター:約0.3ms
- 同一都市:約1ms
- 隣国:約5〜10ms
- 大陸間:約100〜300ms
- Ping値の一般的な目安:
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平均レイテンシに惑わされない: Solanaのバリデータは世界中に分散しており、「エポック」という周期ごとにランダムにリーダースケジュールが組まれ、リーダーバリデータが変わります。平均レイテンシを目安に~400msを目指すのは現実的ではなく、自分のリージョンのバリデータスケジュールを正確に把握し、近い時間帯のスロットを特定する必要があります。常に最短のレイテンシを求める場合、すべてのリージョンにインフラを構築する必要があります。同じリージョン内であれば、ストリーム通信でも数十msのネットワークレイテンシでデータ取得が可能であり、送信も数msで実行できます。
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リーダースケジュールの追跡: 地域内のリーダーバリデータスケジュールを継続的に監視するには、ERPC の Leader Slot API(getLeaderSlots) を利用するのが最適です。
この API では、今後のリーダー情報、各バリデータの地理的位置、参考用 ping 値をリアルタイムで取得でき、最小レイテンシのトレードスロットを正確に特定できます。
Solana Beach や標準 RPC API のような公開データソースと比べ、更新頻度・精度ともに大幅に優れています。

Q. どのようにすればゼロブロック(ゼロスロット)トレーディングを実現できますか?
ゼロブロック(ゼロスロット)トレーディングを実現するには、より高度な戦略が必要です。主なポイントは以下の通りです。
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チャンスゾーンの特定: Solana のバリデータは世界中に分散しており、すべてのスロットで最適なレイテンシを実現することは物理的に不可能です。そのため、自身のインフラが存在する地域のリーダーバリデータスケジュールを継続的に監視し、最も有利なチャンスゾーンを特定することが重要です。複数リージョンにインフラを展開することも有効です。たとえばフランクフルトはバリデータ密度が高く、リーダーに選出される頻度が多いため、トレード機会も多くなります。ERPC の Leader Slot API(getLeaderSlots) を利用することで、Solana Beach や標準 RPC API よりも高精度にリーダースケジュール、バリデータの地理情報、参考用 ping 値をリアルタイムで取得できます。これにより、チャンスゾーンをより正確に予測し、ゼロレイテンシに近いトレードを実行することが可能になります。
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専有ノードの導入: 競合と比べて優位性がない場合は、専有ノードの導入を検討してください。共用ノードは他のユーザーの影響を受けレイテンシが増大するため推奨しません。また、自分のアプリケーションと専有ノードを同じネットワーク内に設置することで、ネットワークコストを最小限に抑えることが可能です。
Q. このRPC(gRPC, Shreds)は他より速いですか?
ぜひ無料のフリートライアルで他のサービスと比較してみてください。もし他のサービスより遅い場合は、具体的な条件や比較対象についてDiscordでお知らせいただけると幸いです。原因を特定し、さらなる速度改善を行います。
私たちはお客様からのフィードバックをもとに、継続的にレイテンシの改善に取り組んでいます。最速のエンドポイントをお求めの方は、ぜひ詳細な情報を共有してください。競合他社と比較した具体的な数値や条件をお伝えいただければ、それをもとにより優れたパフォーマンスを実現します。これまでも、このような改善を重ねてきました。
Q. メソッドごとのトークン消費量は?
現在、詳細なトークン表を準備中です。無料トライアル期間中に全メソッドを自由に試していただけますので、実際の利用でおおよその消費量を把握いただけます。
参考として、基礎値は1メソッドあたり42トークンです。
Q. なぜ専有エンドポイントは速いのですか?
共有エンドポイントは複数のお客様でリソースを分け合って利用しているため、トラフィック量が増えるにつれてレイテンシ(遅延)が発生しやすくなります。サーバーのリソースには物理的な限界があり、処理できる仕事量が決まっています。多くのリクエストが同時に集中すると、処理を順番に行う必要があるため、レスポンス速度が低下します。
私たちは共有エンドポイントでも様々な対策を講じてパフォーマンスを最適化していますが、専有エンドポイントでは、あなただけがそのリソースを専有できるため、他のユーザーの影響を一切受けません。その結果、常に安定した高速なレスポンスが得られます。
さらに専有エンドポイントでは、HTTPなどTLSを利用しない通信オプションを提供しています。TLSハンドシェイク(約20ms)の処理を省略することで、HTTPSと比較してさらに通信速度が向上します。
Q. クリプト支払いをしたいです
現在、ERPCでは「Subscription NFTs」を開発中です。サブスクリプションの利用権をNFTとして扱い、保有・譲渡・再販売を可能にする仕組みで、暗号資産による支払い体験を大きく改善します。リリースは2025年末を予定しており、詳細はこちらをご覧ください。
Subscription NFTs プレスリリース: https://erpc.global/ja/news/2025/08/31/erpc-subscription-nfts/
ただし、開発及びリリースまでには時間がかかるため、今すぐ暗号資産で支払いを行いたい方は、暗号通貨をクレジットカード支払いとして利用できる以下のようなサービスをご検討ください。
- Bybit Crypto Card: https://www.bybit.com/en/cards
- Wirex Card: https://wirexapp.com/card
これらのサービスを利用することで、通常のクレジットカードと同様に暗号通貨での支払いをすぐに始めることが可能です。